重いテキストやノートを何冊も持ち歩かなくていい、勉強用アプリが豊富など、効率的に勉強を進めることができるため、昨今iPadを使って勉強している人は多いのではないでしょうか。
ですが、いざiPadで勉強をしたいと思っても、iPadは様々な種類があり、どれを選べばいいか迷いますよね。
今回は、普段iPadで勉強している筆者が「勉強用」に絞っておすすめのiPadの機種をご紹介していきます。
自分の学習スタイルに合わせたiPad選びの参考になれば幸いです!
いま買えるiPadの機種は?
2024年12月10日現在、Apple Storeで買うことができるiPadは以下の6種類です。
それぞれの特徴は以下の通り。この中で唯一、無印iPad(iPad第10世代)だけが2022年発売であり、仕様が一段階古いです。
製品 | 13インチiPad Pro(M4) | 11インチiPad Pro(M4) | 13インチiPad Air(M2) | 11インチiPad Air(M2) | iPad(第10世代) | iPad mini(A7 Pro) |
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価格(税込) | 218,800円~ | 168,800円~ | 128,800円~ | 98,800円~ | 58,800円~ | 78,800円~ |
発売年 | 2024年 | 2024年 | 2024年 | 2024年 | 2022年 | 2024年 |
画面サイズ | 13インチ | 11インチ | 13インチ | 11インチ | 10.9インチ | 8.3インチ |
チップ | M4チップ | M4チップ | M2チップ | M2チップ | A14 Bionicチップ | A17 Proチップ |
容量 | 256GB / 512GB / 1TB / 2TB | 256GB / 512GB / 1TB / 2TB | 128GB / 256GB / 512GB / 1TB | 128GB / 256GB / 512GB / 1TB | 64GB / 256GB | 128GB / 256GB / 512GB |
勉強用iPadを選ぶときにチェックしたいポイント
まずは勉強用にiPadを購入する際、チェックしておきたいポイントから解説していきます。
この中で何を重視するかは、どのような勉強をするのかによっても変わってくるので、自分の利用シーンをイメージした上で選ぶようにしましょう!
画面サイズ
勉強用であればまず重視したいのが画面サイズ。
現在は8.3インチ・11インチ(10.9インチ)・13インチの3種類のiPadが販売されていますが、一番おすすめなのは11インチです!
11インチは、一般的なA4ノートと同じサイズ。カバンに入れての持ち歩きもしやすいですし、Split View(画面を2分割する使い方)を行っても、十分な画面サイズがあり不便がありません。
8.3インチ(iPad mini)は持ち歩きしやすいものの、勉強に使うにはサイズが小さめ。
片手で持てる大きさなので出先でサッとテキストを読んだり問題演習したりという使い方をしたい人にはおすすめですが、机に座ってしっかりべ供したい人には不向きです。
13インチはA4ノートより一回り大きいサイズ。
家でテキストを見ながらガッツリ勉強したい人にはおすすめですが、大きさ的にも重量的にも持ち歩きづらいのがデメリット。
そのため、持ち歩きを含めた取り回しの良さを考えると、11インチがおすすめです!
容量
容量は、最低でも128GB以上をおすすめします。
64GBでも足りないということはないと思いますが、後々のOSのアップデートや、娯楽用にも活用することを考えると(ほとんどの人は勉強以外にもiPadを利用するはずです)、64GBはやや心もとないです。
逆に、256GBや512GB、1TBという大容量モデルを選ぶ必要があるのかというところですが、基本的には128GBで十分だと思っています。
学習参考書は、ページ数や画像の多さにもよりますが、1冊あたり150MB~500MBほどですから、128GBもあれば大体は足ります。
チップ
チップとは、MacBookやiPad内の、CPU・GPU・メモリなどの総称。つまりは、iPadの性能を表しているものです。
現在、iPad ProシリーズにはM4チップ、AirシリーズはM2チップ、無印iPadはA14 Bionicチップ、miniにはA17 Proチップが搭載されています。
性能としては、性能が良いものからM4>M2>A17 Pro>A14 Bionicの順。
さて、勉強をするにあたって最低限必要なチップは、というところですが、現在発売中のiPadであればどれを購入しても性能的には問題ないです。
そもそも勉強に使うだけであれば、あまり高度な情報処理技術は必要ではありません。学習用テキストを取り込んで、ノートを取って、動画が再生できればOKです。現行のiPadは既にどれも高性能ですから、一番下のA14 Bionicチップ(無印iPad)でも十分です。
逆に言えば、Proシリーズは勉強用としては完全にオーバースペックです。動画編集やゲームなど、他の用途に使う予定がある場合を除き、Proを購入する必要はないと言えます。
Wi-Fiモデル vs Wi-Fi + Cellularモデル
Wi-Fiモデルは、その名の通りWi-Fi環境下でのみインターネットに接続できるモデルです。
Wi-Fi + Cellularモデルは、スマートフォンのようにiPadにもSIMを挿して、どこでもインターネットに繋げられるモデルです。
Wi-Fi + Cellularモデルはどこでもネットに接続できるというメリットがある一方で、毎月の通信費(スマホ+iPadの2台分の通信料金が必要になります)がかかるというデメリットもあります。
正直、勉強用であればWi-Fiモデルで十分です。
学生の方の場合ほとんどの大学にはWi-Fiがついているかと思いますし、社会人の方の場合も、基本は自宅やカフェなどのWi-Fi環境で利用することがほとんどだからです。
対応しているApple Pencilの種類
iPadで勉強する場合、必要不可欠なのがApple Pencil。現在販売している6種類のiPadに対応しているApple Pencilは以下の3種類。機種によって対応しているものが違うので注意が必要です。
Apple Pencilとその対応機種
- Apple Pencil Pro⇒iPad Pro(M4)・Air(M2)・mini(A7 Pro)
- Apple Pencil(USB-C)⇒iPad Pro(M4)・Air(M2)・mini(A7 Pro)・iPad(第10世代)
- Apple Pencil(第1世代)⇒iPad(第10世代)
この中で最も新しく最上位の性能なのがApple Pencil Pro。iPadの側面にマグネットで取り付けてペアリング・充電ができたり、ダブルタップでのペン⇔消しゴムの切替、筆圧感知センサーなど機能も充実しています。
ただ、勉強用に使うのであれば、性能的にはどれを利用しても問題ありません。文字が書ければいいので、Apple Pencil Proの豊富な機能はオーバースペックと言えます。
一方で、この3種類を比べたときに問題になるのが充電方法。
Apple Pencil(USB-C)はマグネットで側面に取り付けることはできるものの、充電やペアリングはUSB-Cケーブルを用いて行います。Apple Pencil(第1世代)は、充電の際にiPadのLightning端子にペンを突き刺す必要があり、割と使いづらさがあります。
なので、充電・ペアリング方法を踏まえると、勉強用ではオーバースペックであるものの、側面に取り付けるだけで充電・ペアリングができるApple Pencil Proが一番使いやすいです。
なお、現行iPadに対応したPencilの中ではApple Pencil Proのみが側面での充電・ペアリングができるので※、iPad(第10世代)の購入を考えている人はApple Pencil Proが使えないことに注意してください。
- 厳密にはApple Pencil第2世代もワイヤレス充電・ペアリングに対応していますが、2024年モデルのiPadはApple Pencil第2世代に非対応
勉強用iPadおすすめランキング
ここまでの内容を踏まえて、勉強用におすすめのiPadは以下の通りです!
1位:11インチiPad Air(M2)
価格・性能・サイズのバランスがベスト。勉強に一番適したモデル!
- 最低価格98,800円~と10万円アンダーで購入できるお手頃さ
- 大きすぎず小さすぎない11インチ
Proほどの性能はいらないけど、ストレスフリーに便利に使いたい。そんなバランスの取れたモデルです。迷ったらこれを選んでおけば後悔ないはずです。
2位:13インチ iPad Air(M2)
大きな画面でしっかり勉強したい人には13インチがおすすめ!
- 大きさ十分の13インチ
- Split Viewで2分割にしてもノーストレス
- 大きくて重いので持ち運びには不向き
腰を据えてしっかり勉強したいという人には13インチがおすすめ。なんだかんだ、勉強用途であれば画面は大きいに越したことはありません。
第3位:iPad(第10世代)
とにかく安い!出費を抑えてiPad勉強を始めたいならこれ!
- 最低価格58,800円~。iPadシリーズの中では破格の安さ!
- 大きすぎず小さすぎずの10.9インチ
- 対応するApple Pencilの機種が古いことには注意
対応Apple Pencilが古く、ワイヤレス充電・ペアリングができないことがネックなものの、逆に言ってしまえばデメリットはそれくらい。この点を許容できる人であれば、Airより2万円近く安い無印iPadはかなり強力な選択肢のはず!
個人的には、早く無印iPadの新型が出てほしいです、、、!
まとめ:おすすめは11インチiPad Air!
今回は、勉強用iPadのおすすめ機種を紹介してきました。
結論としては、以下の通り。
- どんな人にもおすすめできる勉強用iPadの王道・11インチiPad Air(M2)
- 大画面でしっかり勉強したい人向け・13インチiPad Air(M2)
- お手頃価格のiPadが欲しい人に・iPad(第10世代)
皆さんも自分に合ったiPadを見つけて、ぜひ勉強に役立ててください!