家中の赤外線リモコンやSwitchBot製品をまとめて管理できる、SwitchBotハブシリーズ。
ハブ3は、2025年5月に発売された最新機種。これまでのハブミニ・ハブ2からさらに機能が進化し、ハイスペックな高性能スマートリモコンになっています!
今回は、このハブ3を使ってみて感じたメリット・デメリットについてレビューしていきます。
購入の参考になれば幸いです!


SwitchBotハブ3の概要
まずは機能について。ハブ3の機能概要は以下の通り。従来製品のハブ2と比較しています。
主な変更点としては、人感センサーの追加、物理ボタン・ダイヤルの追加、ディスプレイ表示の充実などです。
製品名 | ![]() ハブ2 | ![]() ハブ3 |
---|---|---|
公式価格(税込) | ¥9,980 | ¥16,980 |
スマートリモコン | あり | あり |
音声コントロール | あり | あり |
スマートボタン | あり | あり |
温湿度センサー | あり | あり |
照度センサー | あり | あり |
人感センサー | – | あり |
IR Decoding | あり | あり |
Matter対応 | あり | あり |
接続端子 | USB Type C | USB Type C |
本体ボタン | 2つ | 4つ |
ダイヤル | – | あり |
カラー展開 | 1色(ホワイト) | 1色(ブラック) |
設置方法 | 壁へ貼付 / 据え置き | 壁へ貼付 / 据え置き |
SwitchBotハブ3の良かったところ
見た目がかっこいい!
まずはなんといっても見た目がかっこいい。黒基調のシックなデザインで洗練されています。

設置方法は壁掛けと据え置きの2種類を選ぶことができます。わたしはデスクの上に据え置きしています。

横から見てもすっきりしたデザインで良い感じです。
ディスプレイで部屋の状況が一目でわかる
SwitchBotハブ3では、ディスプレイで室内外の環境をチェックすることができます。

- 外の天気、気温
- 湿度
- 温度
- CO2濃度(SwitchBot CO2センサーと連携させた場合)
- ドアのロック開閉状態(SwitchBot ロックと連携させた場合)
わたしはハブミニからの乗り換えだったので、ここはかなり変化に感じました。
本体が黒ベースとなったことでディスプレイ表示も見やすくなり、部屋の状態が常に確認できるのでとても良いです。
体感で「なんか暑いな」「なんか乾燥してるな」と思うとき、それが数字でも見れるので適切に室内環境を調整できている気がします。
いろんなセンサーをハブ3だけで賄える
SwitchBotハブ3では、温度・湿度・照度・人感センサーの4つのセンサーが内蔵されています。
別売りのセンサーを買わなくても、これ1台で賄えるのはありがたい。
これらのセンサーで検知した数値をベースに、「室温が〇度以下になったら暖房をつける」「部屋に入ったら電気をつける」といった操作が可能になります。すごくスマートホーム化を感じられますよね。
また、温湿度と照度はSwitchBotアプリから履歴を確認することができます。


わたしは外出時にエアコンを切るのでそのタイミングで温度が上がっているなど、見ていると面白いです。ペットを飼っている方は、エアコンの温度設定などにこういった数値も活用できるのではないでしょうか。
ボタン&ダイヤルで本体からの物理操作もできる
SwitchBotハブ3では、アプリから・スマートスピーカーから・物理操作からと様々な方法で家電を操作することが可能です。
中でもハブ3は物理操作が大進化。ハブ2では2つだった物理ボタンが4つに増え、さらにダイヤルが追加されました。
ボタンにはシーンを割り当てることができ、好きに操作を設定することができます。

ダイヤルでは、エアコンの温度や照明の明るさ、テレビの音量などを操作できます。

今までボタンで行っていた操作を、ダイヤルで感覚的に行えるのでおもしろいです。
わたしはハブ3を仕事用デスクの上に置いているのですが、デスクにいるときはアプリを起動するよりもハブ3を直接触るほうが早いときも多く、重宝しています。
SwitchBotハブ3の気になるところ
SwitchBot製品をいくつも持っている人向けかも
SwitchBotハブ3は、高機能であるがゆえに「既にSwitchBot製品をたくさん使いこなしている人」向けだと感じました。
例えば、ハブ3には「部屋のCO2値・玄関ドアの施錠状態がディスプレイでわかる」機能があります。これはハブ3から新たに追加された機能でとても良いのですが、SwitchBot CO2センサーやSwitchBot ロックを持っていない人には意味のない機能ですよね。
このように、ハブ3の魅力を最大限に活用するためには他のSwitchBot製品などを持っている必要があります。
ハブ3はSwitchBotハブシリーズの最上位機種として登場した製品なので、元からターゲットはSwitchBotのヘビーユーザーかと思いますが、もし「スマートホームに興味があって初めて挑戦する」という方がいれば、ハブ3はオーバースペックかもしれません。
はじめての方は、ハブミニやハブ2から始めるのがおすすめです。
人感センサーの反応範囲は限定的
SwitchBotハブ3には、人感センサーが搭載されており、人が部屋にいるかを感知して「部屋に入ったら照明をオンにする」といった操作ができるようになっています。
ただ、この人感センサーの反応範囲は限定的で、それなりにハブ3に近づかないと反応しない印象です。
なので、「部屋に入ったら」系でオートメーションを設定したい方は、ハブ3をドアの近くに設置するなど工夫が必要かなと感じました。
サイズが大きい
ハブ3は、ハブ2より一回りは大きく、設置するとかなり存在感があります。
わたしが持っているハブミニと比べると以下の通り。ハブミニと比べると2倍近いサイズです。

また、カラーもハブ2が白、ハブ3は黒。カラーの面でもかなり存在感があり、現行シリーズから乗り換える方の中には少し違和感を覚える方もいるかと思います。
ハブ3はディスプレイの表示を見たり、ボタン・ダイヤルで操作したりと本体を活用できる製品なので、「目立たない場所にこっそり設置」というよりは「インテリアとして置く」という気持ちの方がいいかもしれません。
まとめ

ここまで紹介してきたとおり、人感センサーの追加、物理ボタン・ダイヤルの追加、ディスプレイ表示の充実など、機能最強のハブ3。
わたしはハブミニからの乗り換えだったのもあり、かなり進化を感じられました。
高機能であるぶん少し値段は張りますが、スマートホームのレベルを上げたい・高機能で便利な暮らしをしたいと考えている方には間違いなくおすすめです!

