リモコンを1つにまとめて、音声操作・遠隔操作などができる「スマートリモコン」である、SwitchBotハブシリーズ。
2025年5月16日にSwitchBotハブ3が新登場し、現在はなんと4種類のSwitchBotハブが発売中。「なにが違うの?」「どれが良いの?」と疑問に思っている方も多いはず。
この記事では、そんなSwitchBotハブシリーズの違いと選び方を解説していきます。
購入の参考になれば幸いです!

【初めに】SwitchBotハブシリーズのおすすめ
SwitchBotハブシリーズは4種類それぞれ搭載されている機能が異なります。値段も一番安いものと一番高いものでは3倍近く異なるので、自分に合った製品を選ぶことをおすすめします。
この後それぞれの製品の詳細を紹介していきますが、どれを購入するか迷う人には、価格と性能のバランスが良いハブ2がおすすめです。
- とにかく安く始めたい人⇒ハブミニ
- 機能は最低限でいいがMatter機能が欲しい人⇒ハブミニ(Matter対応)
- 何を買えばいいかわからない人⇒ハブ2
- 一番優れた最新機種が欲しい人⇒ハブ3
SwitchBotハブ 全モデルのスペック一覧
現在発売中のSwitchBotハブは全部で4種類です。
まずは違いを簡単に表でまとめます。
製品名 | ![]() ハブミニ | ![]() ハブミニ(Matter対応) | ![]() ハブ2 | ![]() ハブ3 |
---|---|---|---|---|
公式価格(税込) | ¥5,480 | ¥5,980 | ¥9,980 | ¥16,980 |
スマートリモコン | あり | あり | あり | あり |
音声コントロール | あり | あり | あり | あり |
スマートボタン | – | – | あり | あり |
温湿度センサー | – | – | あり | あり |
照度センサー | – | – | あり | あり |
人感センサー | – | – | – | あり |
IR Decoding | – | – | あり | あり |
Matter対応 | なし | あり | あり | あり |
接続端子 | Micro USB | USB Type C | USB Type C | USB Type C |
カラー展開 | 2色(ホワイト・ブラック) | 1色(ホワイト) | 1色(ホワイト) | 1色(ブラック) |
設置方法 | 壁へ貼付 | 壁へ貼付 | 壁へ貼付 / 据え置き | 壁へ貼付 / 据え置き |
各モデルの紹介
ここからは、各モデルについてもう少し詳しく紹介していきます。
ハブミニ:シリーズで最も安価。初心者向けの導入モデル
ハブミニは、最も安価なエントリーモデル製品。
赤外線リモコンをまとめることができるというスマートリモコンとしての最低限の機能を搭載したモデルです。
「スマートホームに興味はあるけど使いこなせるかわからない…」という方はまずはハブミニから試すのもおすすめ。
ハブミニ(Matter対応):ハブミニ+Matter
ハブミニ(Matter対応)は、ハブミニにMatter機能を追加したモデル。
Matterとは、スマートホームのための標準規格のこと。Matterに対応していると異なるブランド間でも互換性が生まれ、例えばAppleのHomeアプリからSwitchBotを操作できたりします。
なお、ハブミニとハブミニ(Matter対応)の差はMatter機能の有無のみです。

ハブ2:バランスの良い中間モデル
ハブミニに機能を追加し、進化したのがハブ2。
温湿度センサー・照度センサーを搭載し、「部屋の温度が〇度以下になったらエアコンをつける」「暗くなったら電気をつける」といった部屋環境の調整ができます。
また、ハブ2本体にボタンがついておりボタンからも家電を操作することができたり、赤外線の通信距離がハブミニの2倍になったりと様々な進化がありました。
SwitchBotハブシリーズの中間にあるモデルであり、機能面・価格面ともにバランスが良いです◎
ハブ3:全部入りのハイスペックな最新機種
ハブ3は、2025年5月16日に発売された新商品。ハブ2からさらに進化した最新モデルです。
温湿度・照度センサーに加え人感センサーを搭載し、部屋の人の動きを検知して家電を操作することが可能に。
本体のボタンもさらに進化し、ボタンに加えダイヤルを搭載。ダイヤルを回すことでエアコンの温度や照明の明るさを変えられるなど、操作性がアップ。
ディスプレイには温度と照度に加え、日付・時間・天気・Co2濃度など様々な情報が表示されるようになり、これを見るだけですべての情報がわかります。
2025年時点で最も高機能かつ、最も高価格なモデルです。
SwichBotハブの各機能と対応製品
ここからは、SwitchBotハブの主な機能の概要と、それがどの製品に搭載されている機能かを説明していきます。
スマートリモコン(全部)
SwitchBotハブのメイン機能である、スマートリモコン。これは4種類すべてで利用可能です。
スマートリモコンとは、様々なリモコンをスマホ1台にまとめられるデバイスのこと。
赤外線リモコンであればエアコンやテレビ、照明など様々なデバイスを登録可能。SwitchBotハブへ登録することで、様々なリモコンをスマートフォンから操作できるようになります。
使用のたびにリモコンを探す手間がなくなる・遠隔操作が可能など、メリットたくさんです!
タイマー機能(全部)
毎日決まった時間に家電を操作することができるのがタイマー機能。これも4種類すべてで利用可能です。
SwitchBotアプリから「朝7時にカーテンを開ける」「夜8時になったらエアコンと照明をオンにする」など設定することで、毎回のリモコン操作を省略できます。消し忘れ防止や防犯対策にもなりますよ。
スマートボタン(ハブ2・ハブ3)
ハブミニはスマホアプリからしか操作できませんが、ハブ2・ハブ3は本体にボタンがついており、アプリの代わりにこのボタンからでも家電を動かすことができます。

ハブ2はボタン2つ、ハブ3はボタンに加えダイヤルがついています。ダイヤルは、回すことでエアコンの温度を変えたり照明の明るさを調整したりすることができます。
ボタンに割り当てる操作は好きに設定できるので、エアコンやテレビなど、自分が使いたい家電の操作を設定できます。
アプリからリモコンを操作できるのは便利ですが、「スマホを操作するよりリモコンのボタンを押す方が早い」みたいな場面もしばしばあるのが実情。そんな痒い所に手が届く機能です!
温湿度センサー(ハブ2・ハブ3)
ハブ2・ハブ3ではケーブルに温湿度センサーが付いており、このセンサーで計測した数値がディスプレイに常時表示されます。
それだけでなく、設定を行えば「部屋の温度が〇度以下になったらエアコンをつける」「部屋の湿度が〇%以下になったら加湿器をつける」といった操作を自動で行ってくれます。すごい。
ハブミニでは温度・湿度に合わせて家電を制御したい場合、SwitchBot温湿度計などを別で購入する必要があったのですが、ハブ2・ハブ3ではこれひとつでその機能を充足できるんです。
照度センサー(ハブ2・ハブ3)
ハブ2・ハブ3では、温湿度センサーのほかに照度センサーも搭載。
部屋の明るさを計測して「暗くなったら電気をつける」など、部屋の照明を常に最適な状態に保ってくれるんです!
人感センサー(ハブ3)
ハブ3では、温湿度・照度センサーに加え、人感センサーが追加されました。
人の動きを検知することができるので、「部屋から人がいなくなったらエアコンと照明をオフにする」といった設定が可能に。
消し忘れ防止になり、節電にも繋がります。
IR Decoding(ハブ2・ハブ3)
IR Decodingとは、エアコンの物理リモコンが発信した赤外線情報を受信してSwitchBotアプリと同期する機能のこと。ハブ2とハブ3に搭載されています。
元々、ハブミニでは物理リモコンでのエアコンの操作がSwitchBotアプリに反映されないという問題がありました。例えば、ハブミニ利用中に物理リモコンからエアコンをつけても、SwitchBotアプリ上ではエアコンはオフのままの表示なんです。
ですが、このIR Decodingの機能により、物理リモコンのエアコン操作がアプリに反映されるようになります。
なお、IR Decodingに対応しているエアコンはこちらに記載されている約1800個の型番のエアコンのみです。
Matter対応(ハブミニ以外)

ハブミニ(Matter対応)・ハブ2・ハブ3は、Matterに対応しています。
Matterはスマートホームのための共通の通信規格。
Matterに対応していると、AppleのHomeKitやGoogle HomeなどからSwitchBot製品を操作することが可能になります。
実際の使い分け・選び方
とにかく安く始めたい人⇒ハブミニ
とにかく安く始めたい人は、ハブミニがおすすめ。公式価格は5,480円であり、ハブ2のおよそ半額です。
ハブミニは一番安価なモデルですが、スマートリモコンとしての基本機能はしっかり搭載されており、利用していて大きな不満を抱くことはないはず。
まずハブミニを使ってみて、「この機能も欲しいな」と思えば上位機種のハブ2・ハブ3に乗り換えるという使い方もおすすめです。
実際のハブミニの使用体験談はこちら。

機能は最低限でいいがMatter機能が欲しい人⇒ハブミニ(Matter対応)
SwitchBotシリーズの中で、ハブミニだけMatter機能がついていません。
そのため、「機能的にはハブミニで十分だけどMatter機能は欲しい」という人はハブミニ(Matter対応)を購入しましょう。

何を買えばいいかわからない人⇒ハブ2
「色んな種類があるのはわかったけど、結局何を買えばいいの?」という人には、ハブ2がおすすめ。
ハブ2はSwitchBotハブの中間モデルであり、価格・機能ともに最もバランスが取れているモデルです。
ハブ3との大きな違いは人感センサーや物理ボタンの豊富さぐらいであり、現状のSwitchBotハブシリーズで搭載されているほとんどの機能を使えるハブ2は、「迷ったらこれ!」と言える製品です。
一番優れた最新機種が欲しい人⇒ハブ3
「とにかく最新機種が欲しい」「スマートホームに慣れていてさらにレベルを上げたい」と考えている方にはハブ3がおすすめ。2025年5月発売の超最新機種であり、最も高性能なモデルです。
特に他のハブシリーズと違うのは人感センサーが搭載されたところではないでしょうか。部屋に人がいるかどうかで家電を操作できるようになったことは、スマートホームのレベルアップを感じやすいはず。
また、ハブ3はディスプレイも充実。気温や湿度だけでなく、天気や玄関のロック状態(SwitchBotロックと連携が必要です)も表示されるため、部屋の様子がこれ1台でわかります。
本体にはダイヤルも搭載され、Fire TVやApple TVなどのストリーミングデバイスのリモコンとしても使用可能だったり、とにかく高機能です。
まとめ

今回は、現在発売中のSwitchBotハブシリーズ4種類の比較と、どのような人におすすめかについて紹介してきました。
- とにかく安く始めたい人⇒ハブミニ
- 機能は最低限でいいがMatter機能が欲しい人⇒ハブミニ(Matter対応)
- 何を買えばいいかわからない人⇒ハブ2
- 一番優れた最新機種が欲しい人⇒ハブ3
どれを購入するか迷う人には、価格と性能のバランスが良いハブ2がおすすめです。
以下の記事ではSwitchBot商品を安く購入できるセール時期をまとめているので、購入を考えている方はこちらの記事もチェックしてみてください。

どの製品を選んでもスマートホームの第一歩になるので、ぜひ自分に合ったSwitchBotハブを購入して快適なスマートホーム生活を送ってください!
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