リモコンを1つにまとめて、音声操作・遠隔操作などができる「スマートリモコン」である、SwitchBotハブシリーズ。現在はSwitchBot ハブミニとSwitchBot ハブ2の2種類があり、どちらにするか悩みますよね。
この記事では、2つの違いを比較していきます。
結論から言うと、
- 安く・手軽にスマートリモコンを体験してみたい人は「ハブミニ」
- 温湿度や照度による自動コントロールなど、より高度にスマートホームを楽しみたい人は「ハブ2」
がおすすめです!
ぜひ自分に合った製品を選んで、快適なスマートライフを始めましょう!
SwitchBot ハブミニとハブ2の違い
まずは2つの違いを簡単に表でまとめます。
基本的には、ハブミニがエントリーモデル、ハブ2が上位モデルと考えて大丈夫です。
SwitchBot ハブミニ | SwitchBot ハブ2 | |
---|---|---|
公式価格(税込) | ¥5,480 | ¥9,980 |
スマートリモコン | あり | あり |
音声コントロール | あり | あり |
遠隔操作 | あり | あり |
タイマー機能 | あり | あり |
温湿度センサー | – | あり |
照度センサー | – | あり |
エアコンリモコン同期 | – | あり |
スマートボタン | – | あり |
赤外線発信範囲 | 30m | 60m |
スマホとの接続方法 | Wi-Fiのみ | Wi-Fi・Bluetooth |
Matter対応 | あり(対応モデルのみ) | あり |
接続端子 | Micro USB | USB-C |
カラー展開 | 2色(ホワイト・ブラック) | 1色(ホワイト) |
設置方法 | 壁へ貼付 | 壁へ貼付 / 据え置き |
SwitchBotハブミニ・ハブ2の両方でできること
続いて、SwitchBotハブミニとハブ2、両方で利用可能な機能について説明します。
両方で利用できる機能は以下の通り。
スマートリモコン
SwitchBotハブのメイン機能、スマートリモコンはもちろん両方で利用可能です。
スマートリモコンとは、様々なリモコンをスマホ1台にまとめられるデバイスのこと。
エアコンやテレビ、照明などの赤外線リモコンであればすべて登録可能で、SwitchBotハブへ登録することで、様々なリモコンをスマートフォンから操作できるようになります。
使用のたびにリモコンを探す手間がなくなる・電池切れの心配がなくなるなど、メリットたくさんです!
音声コントロール
Amazon AlexaやGoogle Home、Siriショートカットなど連携することで、リモコンの音声コントロールが可能になります。
「アレクサ、電気消して!」「オッケーGoogle、エアコンつけて!」と声をかけるだけで、手を動かすことなく家電を操作することができ、とても便利です!
遠隔操作
スマホアプリ「SwitchBot」を利用し、外出先からでも家の家電を操作することができます。
エアコンや照明の消し忘れを外から操作する・帰り道にエアコンを操作して事前に部屋を涼しく/温かくしておくなど、「そうそうこの機能欲しかった!」と思う人も多いはずです。
スケジュール・タイマー機能
毎日決まった時間に家電を操作することができるのがタイマー機能。
「朝7時に部屋の照明をつける」「夜7時になったらエアコンと照明をオンにする」など設定することで、毎回のリモコン操作を省略でき、便利ですよ!
SwitchBotの他シリーズとの連携が可能
Switchbotには、カーテンを自動で開閉するSwitchBot カーテン3・SwitchBot スマート加湿器など、様々な製品があります。
ハブミニ・ハブ2は、これらSwitchBot製品のゲートウェイとして機能してくれます。特に、上記のSwitchBot製品を音声コントロールしたいと思う人は、ハブを合わせて使用することがマストです!
Matter対応
ハブミニ・ハブ2両方とも、Matterに対応しています。
(ハブミニはMatter対応モデルと非対応モデルの2種類があり、Matterを利用したい場合は対応モデルを購入する必要があります)
- スマートホームのための標準規格
- 異なるメーカーのIoTデバイス同士の連携が可能になる
- インターネットが切断してもローカルで接続できる
SwitchBotハブミニ・ハブ2がMatterの「ブリッジ」として動作します。
そのため、Matter対応のハブを購入するだけで、既存のSwitchBot製品を買い替えなくてもあらゆるSwitchBotデバイスでMatterを利用できるようになるんです。
Apple HomeKitからSwitchBotカーテンを操作できたりなど、異なるメーカー同士のシームレスな連携が可能になりますよ!
SwitchBotハブ2だけができること
SwitchBotハブ2は、基本的にハブミニの上位互換です。そのため、ハブ2だけにある機能がたくさんあります!
スマート温湿度計機能
ハブ2一番の特徴が、ハブ本体にスマート温湿度計がついていること。
ハブ2はケーブルに温湿度センサーが付いており、このセンサーが計測した数値をもとに、「部屋の温度が〇度以下になったらエアコンをつける」「部屋の湿度が〇%以下になったら加湿器をつける」などの操作を自動で行ってくれます。すごい。
これまで温度・湿度に合わせて家電を制御したい場合は、SwitchBot温湿度計やSwitchBot温湿度計プラスを別で購入する必要があったのですが、ハブ2ではこれひとつでその機能を充足できます!
照度センサー
ハブ2では、温湿度センサーに加えて、照度センサーも内蔵。
部屋の明るさを計測して「暗くなったら電気をつける」など、部屋の照明を常に最適な状態に保ってくれるんです!
スマートボタン
ハブ2は、本体にボタンがついています。
ハブミニはスマホからの操作のみですが、ハブ2はこのボタンを押してリモコンを操作することも可能です。
スマートリモコンは便利ですが、スマートフォンを操作するよりリモコンのボタンを押す方が早い!みたいな場面もしばしばあるのが実情。そんな痒い所に手が届く機能です!
赤外線送信範囲が2倍
SwitchBotハブ2では、赤外線機能がさらに進化。ハブ2の赤外線最大送信距離は30mと、送信範囲がハブミニの2倍に拡大しました。
広めの部屋に住んでいる方はハブ2の方が「スマートリモコンが反応しない…」というリスクを抑えられるのでおすすめです!
IR Recording
ハブ2での赤外線機能の進化は、送信範囲の拡大だけではありません。
IR Recordingと呼ばれる、エアコンの物理リモコンが発信した赤外線情報を受信して、SwitchBotアプリと同期する機能が追加されていて、これがすごい。
ハブミニでは、物理リモコン経由でのエアコンの操作はSwitchBotアプリに反映されませんでした(SwitchBotアプリと物理リモコンとで別々の表示になります)。
ですが、ハブ2では物理リモコンのエアコン操作をアプリでも反映してくれるんです!
特に家族と暮らしている方にとっては、家にいる家族のリモコン使用状況を確実に知ることができ、とても便利なはず!(帰宅前にハブからエアコンをつけたのに、家にいる家族が消してしまった…みたいなこともなくなるはずです)
Bluetooth対応
SwitchBotハブ2は、従来のWi-Fiを通じた操作だけでなく、Bluetoothでエアコンを操作することが可能です!
これにより、スマートリモコン最大の弱点である「ネットワークが不安定なときは使えない」という問題が解消されています。
SwitchBotハブミニのメリット
SwitchBotハブ2はハブミニの上位互換という話をしました。
「それならハブ2を買えばよくない?」となりそうですが、ハブミニの良いところもお話したいと思います。
価格が安い
ハブミニ一番のメリットは、価格が安いこと!
公式価格は、ハブミニが5,480円・ハブ2が9,980円と、その差は4,500円。
これ、意外と大きくないですか?
まずはお金をかけずにスマートホームを試してみたい人や、温度・湿度でのコントロールがいらないと思う人、既にSwitchBot温湿度計を持っている人にはハブミニ一択です。
ちなみに、価格だけ見ると「ハブ2」より「ハブミニ+温湿度計プラス」の方が安いです。
・ハブ2:9,980円
・ハブミニ+温湿度計プラス:5,480円+2,780円=8,260円
まとめ:エントリーモデルのハブミニ・全部乗せのハブ2
以上の内容をまとめると、ハブミニ・ハブ2が向いている人はそれぞれ以下の通り。
- 初めてSwitchbot製品を使う人
- スマートホーム化にあまりお金をかけたくない人
- 既にSwitchbot温湿度計を持っている人
- 機能豊富な上位モデルを持ちたい人
- 温度・湿度に合わせて家電を自動で操作したい人
- 照度に合わせて家電を自動で操作したい人
- 広い部屋に住んでいる人
ぜひ自分に合った製品をゲットして、快適なスマートホームライフを送りましょう!